子どもの母語(ぼご)を忘れさせない工夫
日本の学校に通う子どもが、家族の言葉(母語)を失わないための考え方と工夫を説明します。家庭でできること、地域や学校の支援、母語支援員について分かります。
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この記事では、日本の学校に通う子どもが、家族の言葉(母語=ぼご)を忘れないための考え方と工夫が分かります。家庭でできること、学校や地域の支援を説明します。
母語と「継承語」
母語は、子どもが最初に覚えた言葉、いちばんよく使える言葉のことです。家族の中で使われていて、日本の社会の中心の言葉(日本語)とは違う言葉を、「継承語(けいしょうご)」とも言います。文部科学省の資料も、この言い方を使っています。
日本の学校では日本語で勉強します。友だちとも日本語で話すので、子どもの日本語は、だんだん強くなります。そのぶん、家族の言葉が弱くなることがあります。それは、あなたの子どもだけの問題ではありません。
文部科学省の考え方
文部科学省の資料には、次のような考え方があります。
- 学校でも、授業以外の場で、子どもの母語や母文化を大切にし、身につけることを手伝うのがよい。
- 「母語支援員」という人を置く自治体や学校がある。来日直後の子の助けとともに、母語や母文化を守ることも、役割のひとつ。
- 学校だけでは難しいことは、地域のNPOや国際交流協会と協力して、放課後や土曜日の活動などで支えるのがよい。
どの支援があるかは、市区町村や学校で違います。学校や教育委員会、国際交流協会に聞いてみましょう。
家庭でできること
母語は、家族や母国の親戚と心でつながるために大切です。帰国するかもしれないときや、将来、母語を使う仕事をしたいときにも役に立ちます。次のような工夫ができます。
- 家では、できるだけ母語で話す。子どもが日本語で答えても、母語で話しかけ続ける。
- 母語の絵本や本を、一緒に読む。
- 母語の歌、料理、行事を、一緒に楽しむ。
- 祖父母や親戚と、電話やビデオ通話で話す時間を作る。
- 母語の手紙やメッセージを書く機会を作る。
- 子どもが母語を話したがらないときは、しからずに、楽しい場面を増やす。
- 「母語も日本語も、どちらも宝物」と、子どもに伝える。
学校や先生に伝えること
- 子どもの母語と、家で使っている言葉を、先生に伝える。
- 母語支援員や通訳が必要なときは、学校に相談する。
- 母語の勉強の機会(地域の教室など)を知っているか、聞いてみる。
まとめ
- 母語は、家族と心でつながるための大切な言葉。
- 文部科学省も、母語・母文化を大切にすることを、学校に勧めている。
- 家庭では、母語で話す・読む・つながる時間を作る。
- 学校や地域に、母語を支える取り組みがあるか、聞いてみる。
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