詐欺の被害が2,360億円に ニセ警察に注意
警察庁によると、2026年1〜8月の特殊詐欺の被害は2,360億円を超えました。SNSの投資詐欺やニセ警察詐欺が多く、大使館や入管を名乗る電話も報告されています。手口と対策です。

写真:Youcef Smahi(CC BY 4.0) 元の写真
この記事で分かること:日本で増えている詐欺の数と手口。外国人をねらう電話の例。だまされないためにすることです。
何があったか
2026年10月2日、警察庁が2026年1〜8月の特殊詐欺(とくしゅさぎ)のまとめを発表しました(暫定値=仮の数字)。特殊詐欺とは、電話やSNSで人をだまして、お金を取る犯罪です。
- 被害の件数:2万9,687件
- 被害の金額:約2,360.7億円
- 前の年の同じ時期より、金額は 約588億円多い です。
上半期(1〜6月)の被害額も、上半期として過去最悪でした(共同通信)。
多い手口
| 手口 | 被害額(1〜8月) | どんな手口か |
|---|---|---|
| SNS型投資詐欺 | 約937.4億円 | SNSで「もうかる投資」を教えると言い、お金を払わせる |
| ニセ警察詐欺 | 約728.6億円 | 警察官のふりをして、「捜査のため」とお金を払わせる |
| SNS型ロマンス詐欺 | 約325.8億円 | SNSで恋人のふりをして、お金を送らせる |
外国人をねらう電話にも注意
大学や警察は、外国人留学生をねらう電話について注意をよびかけています。
- 大使館や警察を名乗る:早稲田大学は2026年6月、中国大使館・中国公安局・出入国在留管理庁などの職員を名乗る電話が報告されていると知らせました。
- 本物の番号に見せかける:画面に本物の役所の電話番号が出ることもあります。
- ビデオ通話でうその逮捕状:警視庁によると、犯人は「あなたの口座が犯罪に使われた」などと言います。アプリをダウンロードさせ、ビデオ通話でにせの逮捕状を見せて、お金を払わせます。
- うその誘拐:お金を払えないと、「誘拐されたことにして、親に払わせろ」と言うこともあります。
出入国在留管理庁の職員が、電話でお金を求めることはありません(高知県警察の注意喚起より)。
だまされないためにすること
- 知らない番号には出ない:非通知や、「+」で始まる外国からの電話は特に注意します。
- 一度電話を切る:「逮捕」「口座」「お金」の話が出たら、すぐに切ります。
- 一人で決めない:友だち、会社、学校の人、警察に相談します。
- 身分証を送らない:在留カードやパスポートの写真を、SNSや電話の相手に送ってはいけません。
- SNSの投資の話を信じない:「必ずもうかる」という話は詐欺のサインです。
- 相談先:警察の相談電話 #9110。急ぐときは 110番。
まとめ
- 2026年1〜8月の特殊詐欺の被害は、約2,360億円です。
- 多いのは、SNS型投資詐欺とニセ警察詐欺です。
- 大使館・警察・入管を名乗って、お金を求める電話があります。
- 役所や警察が電話でお金を求めることはありません。すぐに切って、相談しましょう。
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