実質賃金が8か月連続プラス 8月の給料は3.8%増
厚生労働省の毎月勤労統計(2026年8月分速報)で、給料の平均は前の年より3.8%増えました。物価の上がり方を引いた「実質賃金」も1.5%増え、2026年1月から8か月続けてプラスです。業種ごとの給料も紹介します。
写真:Kamemaru2000(CC BY-SA 3.0) 元の写真
この記事で分かること:日本の給料の平均がどれくらい上がったか。「実質賃金」とは何か。業種ごとの給料の違い。
何があったか
厚生労働省は2026年10月7日、「毎月勤労統計調査」の8月分の速報を発表しました。働く人が5人以上いる事業所の給料を調べた国の統計です。
| 項目 | 8月の平均 | 前の年の8月と比べて |
|---|---|---|
| 給料の合計(全員) | 31万1,364円 | +3.8% |
| 基本の給料(残業代などを除く) | 27万7,861円 | +3.8% |
| フルタイムの人の給料 | 39万9,849円 | +3.7% |
| パートの人の給料 | 11万5,905円 | +4.1% |
| パートの人の時給 | 1,472円 | +4.3% |
「実質賃金」もプラスが続く
実質賃金は、給料の伸びから物価の上がり方を引いた数字です。「その給料で、どれだけ物が買えるか」を表します。
- 8月の実質賃金は、前の年より1.5%増えました。
- 2026年1月から8か月続けてプラスです。
- 2025年は1年を通して1.3%のマイナスでした。給料の伸びが物価に追いつかない時期が長く続いていました。
業種ごとの給料(8月・全員の平均)
| 業種 | 給料の合計 | 伸び |
|---|---|---|
| 建設業 | 43万876円 | +4.3% |
| 製造業 | 36万7,622円 | +4.7% |
| 運輸業・郵便業 | 33万6,089円 | +2.2% |
| 医療・福祉 | 28万5,682円 | +4.1% |
| 卸売業・小売業 | 27万6,112円 | +4.5% |
| 宿泊業・飲食サービス業 | 14万2,524円 | +2.7% |
宿泊・飲食はパートの人が多いため、平均が低く見えます。
外国人の暮らしへの影響
- 日本全体で給料が上がる流れが続いています。転職や給料の交渉のときの参考になります。
- 同じ業種でも、会社や地域で給料は大きく違います。平均はあくまで目安です。
- 外国人だけの給料の調査は、別の記事(外国人雇用実態調査)で紹介しています。
読む人がやること
- 自分の給料が前の年より上がっているか、給料明細で比べてみましょう。
- 上がっていないときは、仕事の内容・資格・日本語の力を整理して、会社と話す材料にしましょう。
まとめ
- 8月の給料の平均は前の年より3.8%増えました。
- 実質賃金は1.5%増で、8か月続けてプラスです。
- 数字は速報です。あとで少し直されることがあります。
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