セーフティネット住宅という制度
住まいを見つけにくい人の入居を拒まない「セーフティネット住宅」を説明します。登録の基準、外国人が入れるかの確かめ方、家賃の補助、国の検索サイトでの探し方が分かります。
この記事では、「セーフティネット住宅」という国の制度が分かります。どんな住宅か、外国人が入れるかの確かめ方、探し方を説明します。
セーフティネット住宅とは
セーフティネット住宅は、住まいを見つけにくい人(住宅確保要配慮者)の入居を拒まない賃貸住宅です。大家さんが、都道府県・政令市・中核市に登録します。
- 多くは、ふつうの民間のアパートやマンションです。
- 1部屋(1戸)から登録できます。
- 正式には「住宅確保要配慮者円滑入居賃貸住宅」と言います。
住宅確保要配慮者には、収入の少ない人、高齢者、障害のある人、子育て中の世帯などがいます。国の省令で、外国人も入っています。
登録の基準
登録するには、国が決めた基準を満たす必要があります。
| 項目 | 基準 |
|---|---|
| 広さ(ふつうの部屋) | 新しく建てる住宅は25㎡以上、今ある住宅は18㎡以上 |
| 地震への強さ | 耐震性があること |
| 設備 | 台所、トイレ、浴室などがあること |
| 家賃 | 近くの同じような住宅と比べて、高すぎないこと |
台所などを共用する住宅や、シェアハウスには別の基準があります。シェアハウスの個室は9㎡以上です。自治体の計画で、基準の一部が強くなったり、ゆるくなったりすることもあります。
外国人は入れる?
法律の第17条で、登録した大家さんは、住宅確保要配慮者であることを理由に入居を断ってはいけない、とされています。
ただし、大家さんは登録の時に、「受け入れる人の範囲」を決めることができます(法律の第9条)。たとえば「高齢者だけ」という住宅もありえます。
ですから、物件ごとに、受け入れる人の範囲に「外国人」が入っているかを確かめてください。また、家賃を払えるかなど、ふつうの入居の審査がなくなるわけではありません。
家賃の補助がある場合も
国の制度には、収入の少ない人が入居する時に、自治体と国が協力して、家賃や家賃保証の料金を下げる補助があります。
この補助は、自治体が行っている場合だけ使えます。対象の住宅や、収入の条件も決まっています。住んでいる自治体の住宅の担当の課に聞いてみましょう。
探し方
- 国の検索サイト:国土交通省の「セーフティネット住宅情報提供システム」で、地域や家賃から探せます。各物件に、受け入れる人の範囲が書かれています。
- 自治体の窓口:都道府県や市の住宅の担当の課で、登録住宅の情報をもらえます。
- 居住支援法人:住まい探しの相談にのる団体です。部屋の情報や、入居の手伝いを頼める場合があります。
見つけた住宅に申し込む時は、管理会社や大家さんに、外国人も受け入れているかを先に聞くと安心です。
まとめ
- セーフティネット住宅は、住宅確保要配慮者の入居を拒まないと登録された賃貸住宅。
- 広さ・耐震性・設備・家賃に、国の基準がある。
- 大家さんは受け入れる人の範囲を決められる。「外国人」が入っているか、物件ごとに確かめる。
- 家賃の補助は、自治体が行っている場合だけ。国の検索サイトや自治体の窓口で探す。
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