カビと結露を防ぐ暮らし方
日本の部屋は、冬の窓の結露や、押入れ・家具の裏のカビに悩む人が多いです。結露がおきるしくみ、毎日できる防ぎ方、放っておくと退去の時に借主の負担になることを説明します。
写真:Doggo19292(Public domain) 元の写真
この記事では、部屋の結露(けつろ)とカビを防ぐ方法が分かります。毎日できる工夫と、放っておいた時にお金の問題になることを説明します。
結露とカビのしくみ
結露は、部屋の空気が冷たい窓や壁にふれて冷え、空気の中の水分が水のつぶになることです。東京都の資料では、ついた水が壁紙や建物の材料をいため、カビの原因になると説明しています。
結露がおきやすい場所は次のとおりです。
- 北側の窓や壁
- 部屋のすみ、家具の裏
- 押入れ、くつ箱の中
- お風呂、トイレ
窓の結露がなくなっても、水分は消えません。家具の裏や押入れなど、見えない所で結露して、カビが増えることもあります。
部屋に湿気を出しすぎない
東京都の「健康・快適居住環境の指針」は、次のような工夫をすすめています。
- 料理をする時や、ごはんをたく時は、必ず換気する。
- お風呂のドアを開けたままにしない。
- お風呂のあとは、換気扇なら30分~1時間、窓を開けるなら2~3時間ほど換気する。
- 開放型のストーブの上に、やかんを置かない。
- 洗濯物は、なるべく部屋の中に干さない。
- 植物や水槽を、部屋に置きすぎない。
- 寝る前に5分ほど窓を開けると、湿気が逃げて結露が少なくなる。
- 必要な時は、除湿機を使う。
空気を動かす
- 家具を置く時は、うしろの壁と5cm以上あける。
- 北側の押入れは、床や横の壁に「すのこ」を置いて空気を通す。
- 温度と湿度をはかる計器を置き、暖房は20度くらいを目安にする。
結露を見つけたら
窓についた水は、こまめにふき取ります。窓のサッシの下の、水が流れる小さなみぞも、ごみがつまらないようにしておきます。
カビが広がる前に、大家さんや管理会社に知らせることも大切です。国土交通省のガイドラインでは、結露は建物のつくりが原因のことも多いとしています。
放っておくと借主の負担になる
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、次のような場合は、借主の負担になることが多いとしています。
- 結露に気づいたのに、貸主に知らせず、ふき取りもしないで、カビやシミを広げた。
- お風呂・トイレ・洗面台の掃除をしなかったため、水あかやカビで汚れた。
毎日の換気とふき取り、そして早めの連絡が、退去の時のお金を守ります。
まとめ
- 料理・お風呂・寝る前に、しっかり換気する。
- 洗濯物の部屋干しや、加湿のしすぎに気をつける。
- 家具は壁から5cm以上はなす。
- 結露はふき取り、ひどい時は管理会社に知らせる。
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